書評 歴史

【書評】僕らの死生観―英霊の渇く島に問う 青山繁晴

投稿日:

僕らの死生観

こんにちは岩田タクです。

今回は青山繁晴の新刊「僕らの死生観―英霊の渇く島に問う」の書評です。

非常に内容が厚く、考えさせられる一冊です。



ポイント1:内容が盛りだくさん!の割に安い!!

 

この本は以前出版された「死ぬ理由、生きる理由(青山繁晴)」の新書版です。

でも、ただサイズを小さくしただけではありません。

なんと、新たに99ページを加筆!!

総ページ388P!!

しかもお値段920+税!!

お買い得です。

ポイント2:硫黄島の真実から生きる意味を考える

 

皆さんは大東亜戦争末期に行われた「硫黄島の戦い」をご存じでしょうか?

映画にもなっています。

「父親達の星条旗」や「硫黄島方の手紙」がそうです。

 

この本には今まで分かっているようで分からなかった硫黄島の戦いについてその真実が書いてあります。

それはとても衝撃的で、映画の内容よりもさらに過酷でした。

 

「硫黄島からの手紙」は私も見ました。

あの作品もかなり胸に迫る素晴らしい作品だったと思います。

でも、この本を読めば、映画からは伝わりにくかったもっと本質的なことが分かります。

 

アメリカ軍が5日で堕とせると踏んだ硫黄島で、およそ10倍の戦力差の中36日間も耐えた戦い。

なぜ日本軍はそこまで戦えたのか?

そもそも日本軍は悪者だったのか?

歴史の大局から見た硫黄島の戦いは一体どのようなものだったのか?

 

そして、その歴史を経た現代に私たちが生きる意味とは?

 

意識的、無意識的にも現代の世の中は戦争から目を背けていると思います。

悲惨な歴史であることは確かですが、ご先祖様が戦いそして平和な今があるのもまた事実です。

 

大東亜戦争において最も過酷と言われる硫黄島の戦い。

この戦いを見つめ、考えることで現代の私たちが今を生きる意味を考えます。

 

 

ポイント3:「いおうじま」ではなく「いおうとう」

 

有名なハリウッド映画「硫黄島からの手紙」の原文が「Letters from iwo jima」であることから多くの人が「いおうじま」と読んでいるのではないでしょうか?

 

戦いがあった小笠原諸島の島は「いおうとう」です。

「いおうじま」は鹿児島県にある別の島です。

 

ややこしいですね。

でも、読み方によって別々の地名を示します。

 

細かい話と思われるかもしれません。

でも、「硫黄島からの手紙」は本当は「いおうとう」何だよ、と教えてくれた媒体がどれほどあったでしょうか?

私はこの本を読んで初めて知りました。

ハリウッドの間違いをそのまま受け入れ、訂正もしないほど、私たちは無関心だったのです。

まとめ

 

この本には硫黄島の戦いのことが詳しく書いてあります。

いままで関心を持ってこなかった方でもとっつきやすい書き方をしていますので、安心して読んでください。

 

そして、戦争の事を今に繋げ、私たちがどのように生きるのかを考える、いわば哲学書でもあると思います。

重厚で内容の濃い一冊。是非読んでみてください。

 

 

-書評, 歴史

Copyright© 耽想独歩 , 2019 All Rights Reserved Powered by STINGER.