日本の文化 歴史

元号は本当に必要か? その2 【考察】元号を使う意義

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元号

こんにちは岩田タクです。

今回は元号を使う意義について考察したいと思います。



元号が西暦と併用される現状

 

元号が使われ始めた理由は分かりました(前回の記事はこちら)。

でも現在においては「西暦」が普及しています。

ころころ変わる「元号」よりも「西暦」のほうが事務手続き上便利という意見もあります。

 

確かにそうですね。

書類にしても元号の漢字を書くのは面倒です。

アルファベットを書くにしてもやっぱりそのスペースが無駄に感じられます。

数字で2018とか書いた方が手書きでも、入力でも楽です。

 

また、元号はいつ終わって、いつ始まるのかがわかりにくい。

現状の制度では今上天皇が御崩御して新しい元号になります。

それって結構急ですよね。

特に行政の手続きなんかでは混乱が予想されます。

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では現代において元号を使う意義って何でしょう?

文化、伝統としての元号

 

元号を使う意義を考えたとき初めに思い浮かぶのは「文化」、「伝統」としての観点です。

大化移行1400年近く日本は元号を使ってきました。

こんなにも長く続く文化を私たちの代でなくして良いものか?

合理性だけで考えれば元号は廃止した方が良いと思いますが、文化、伝統面を考えればそう簡単に廃止して良いものではありません。

 

元号は日本のアイデンティティ

 

明治以降の元号は時の天皇が御崩御なさって変わるものです。

元号は国民が天皇とのつながりを意識するツールにもなっているのではないでしょうか?

 

今上天皇が御譲位の意向を示されたことで平成が終わることになりました。

それで、多くの人が関心を持っています。

天皇陛下の御譲位について。

平成の次はどんな元号になるのか?

そもそも皇室とは?

日本の文化伝統とは?

このようなニュースがテレビや新聞、ネットなどで頻繁に目にするようになったのは国民が関心を持っているからです。

それはやはり元号の力なのではないでしょうか?

関連記事→「皇族専用の敬語『最高敬語』について」

「日本国において天皇とはどのような御存在か?」

合理的理由だけで元号の使用を決めて良いのか?

 

もちろん事務手続きは合理化すべきと思います。

しかし、お年寄りが「うちの人は明治の生まれだから」とか、

若い人に対して「平成うまれかい?」なんて言う会話がなくなるのは少し寂しい気がします。

 

近現代において、私たちは元号によって歴史を感じているのではないでしょうか?

「1926~1989年」と言うより「昭和の時代」といった方が断然イメージが湧きませんか?

私たちは無意識のうちに歴史的事実(特に近現代)と元号をセットで記憶しているのではないでしょうか?

自分が生きた時代ならばなおさらのことです。

 

私もそのうち「昭和生まれとか古すぎ~」なんて言われる日が来るはずです。

でもそれは人々の中に「元号」という時間の意識がしっかり根付いている証拠ではないでしょうか?

 

まとめ

 

元号を使う意義として

・文化伝統

・皇室とのつながりを意識する

・時代の感覚を元号でとらえる風習がある

事を書きました。

 

どれも合理的事実ではないため、説得力に欠けるかもしれません。

これはあくまで私の意見です。

もちろんこの意見では納得しない人もいるでしょう。

 

それで良いと思います。

意見が違うから議論が始まるのですから。

そして、議論は「現状をより良くするもの」です。

議論が活発になり、より良い日本になることを祈ります。



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