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【書評】AIとBIはいかに人間を変えるのか~基本的なことがわかりやすく書いてある良書~

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書評

こんにちは岩田タクです。

今日は前回の記事(→こちら)を書く上で参考にした本を紹介したいと思います。



前回の記事ではAI(人工知能)とBI(ベーシックインカム)が農業にどのように関連してくるかを書きました。

AIとBIについては昨今様々な情報が流れていて正直調べても収拾が付かない状況でした。

この本はAI、BIについて多くの情報に共通するような基礎的なことがしっかりと書いてあります。

AI、BIの入門書としておすすめの本です。

 

ポイント1:具体的な数値を示し、説得力がある

 

特にBIの話ですが、導入に当たって大きな問題とされているのが財源の確保。

「財源の確保ができないからBIは実現不可能だ」という意見も多いのですが、この本ではその意見に対して真っ向から立ち向かっています。

結論としては「財源は確保できる」と言っています。

その証明が詳しく書いてあるのですが、説明の中に具体的な数字がたくさん盛り込まれており、非常に説得力のある物でした。

 

私個人としてはBIを導入した方が良いと思っています。

その中で不安要素の一つだった「財源の確保」についてしっかりと「可能」であることが書いてあり心強かったです。

 

もちろんBI反対の人もいるでしょう。

でもそんな人でも客観的なデータが書いてあるこの本は一読の価値はあると思います。

繰り返しますが、この本は基本的には客観的なデータに基づいて書いてあります(そうではない筆者個人の考えも当然書いてある)。

その部分に関しては賛成、反対に関係なく一つのファクトとして参考になるのではないかと思います。

 

ポイント2:AI奪われない仕事

 

この本には「AIに奪われない仕事」について深く書いてあります。

よくテレビなんかでは「AIによって人の仕事がなくなる」なんて言っていますが、そのことについてAIというものの性質を鑑みて深い考察がなされています。

個人的にもこの話題には興味がありました。

 

もちろんすべての仕事はAIに奪われることはありません。

AIにも得意なことと苦手なことがあります。

 

AIで事足りる仕事はAIに置き換わり、そうでない仕事は人間がやるしかない。

ではAIが得意なこと、苦手なことってどんなことなのか?

 

それは読んでのおたのしみ。

AIの特性を知ることで、逆に人間にしかできないことも浮かび上がります。

それこそがAIが導入される未来において重要なことではないでしょうか。

関連記事→「AIが進出した社会でも必要とされる人間」

ポイント3:AIとBIが導入された世の中で人はどう生きるのか?

 

例えば、単純な生産の仕事がAIに置き換わり、BIによって生存が約束された世の中で人間は何のために生きていけば良いのでしょうか?

突拍子もない考えかもしれませんが、AIとBIが導入されれば「働かなくとも食っていける」世の中になると言われています。

その中で人はどのように生きるのか??

これは哲学の問題です。

 

この考えは「食っていくために働く」という側面が強い現代において多くの人が目を覆ってきた課題ではないでしょうか?

今までは生きていくために頑張って働いていたのが、「働かなくとも食っていける」世の中になったら…?

ある種の思考実験かもしれません。

 

しかし、とんでもない早さで変化している世の中でそのような時代が来ないとは言い切れません。

その課題に対する筆者の考えがこの本にはしっかりと書いてあります。

それを参考に我々も生きる意味、働く意味を考えておかなくてはいけません。

 

まとめ

 

この本はこんな構成になっています。

・AIについて

・BIについて

・AI+BIの世の中でどう生きるか?

 

作者の意図が明確に現れ、読む側にとっても段階的で理解しやすい構成になっていると思います。

(ただ、欲を言えば文章が少し小難しい。。。)

これからの時代を生きるすべての人々に、生きる意味を考え直すきっかけになり得る本だと思います。

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