国防

私たちのイメージとは異なる「もう一つの戦争」

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ミサイル

こんにちは岩田タクです。

今回は少々ショッキングなタイトルです。



「スイス「民間防衛」に見る平和への覚悟」で紹介したスイスの「民間防衛」。

国の防衛について様々なことが書いてあるこの本ですが、その中に「戦争のもう一つの様相」という項目があります。

そこに書いてあることがなんだか今の日本に当てはまるような気がして敢えてこんなタイトルにしました。

日本は現在他国からの攻撃を受けている!!

その意識を持つことが重要です。

 

世論戦という戦い方

 

「民間防衛」では武力戦争の他に「世論戦」という戦争の形態についても述べています。

「世論戦」とは、情報工作によってその国の世論を操り、国内を混乱させ、武力を行使せずともその国を乗っ取る、という戦法です。

「広辞苑の「台湾問題」に見る中国の世論戦」でも中国の戦法として紹介しました。

 

その世論戦について、「民間防衛」では次のように書いています。

(以下引用)

敗北主義-それは猫なで声で最も崇高な感情に訴える。-諸民族の間の協力、世界平和への献身、愛のある秩序の確立、相互扶助-戦争、破壊殺戮の恐怖………。

そしてその結論は、時代遅れの軍事防衛は放棄しよう、という結論になる。

新聞は崇高な人道的感情によって勇気づけられた記事を書き立てる。

学校は諸民族との間の友情の重んずべきことを教える。

教会は福音書の慈愛を説く。

この宣伝は、最も尊ぶべき心の動きをも利用して、最も陰険な意図のために役立たせる。

 

(引用終わり)

 

若干日本語が気になるところがありますが、和訳本なのであんまり気にしないでください。

 

世界平和への献身、とか、軍事防衛を放棄、とか、諸民族間の友情、とか。

最近世の中のニュースでよく聞く言葉が出てきます。

さらに、「民間防衛」にはこんなページもあります。

スイス民間防衛

 

「敵は我々の抵抗意思を挫こうとする」と銘打たれたこのページ。

書いてある内容になんだか見覚えはないでしょうか?

私はこれらの内容から、2016年に行われたSEALDsの国会前デモを思い浮かべました。

当時議題に上がっていた安保法案に対して「戦争反対」とか、「敵が攻めてきたら一緒に酒を飲んで和解する」と言っていたアレです。

(ちなみにこの本は2004年に発行された物です)

さて、安保法制が可決され、今の日本は戦争ができる国になったでしょうか?

もし、日本が戦争ができる国であれば、その戦力差から北朝鮮がミサイルを飛ばして挑発してくることなんてないはずです。

または、武力を行使して拉致被害者を救出するはずです。

 

しかし、実際には北朝鮮ごときの国から度重なる挑発を受け、拉致被害者は帰ってきません。

安保法制によって戦争ができる国になるというのは全くの嘘でした。

それは、可決される前であっても、内容をよく読めば分かることでした。

実際にSDALDsの間違いをあらかじめ指摘していた専門家や政治家も多くいました。

 

ではなぜSEALDsを初めとするデモ参加者は「戦争反対」などと論点のずれたことを言っていたのか?

「民間防衛」の内容と照らし合わせてみるとそれが世論戦という戦争の1形態であったことが推測されます。

 

 

「戦争」の認識を改めよう

 

日本は治安の良い国です。

民族としての気質は優しいし、大きな暴動も起きません。

 

そんな国で育った戦争を知らない世代である私たちは「戦争」という物について何か誤解をしているのではないでしょうか?

日本において「戦争」といえば大東亜戦争を指すことがほとんどです。

 

8月15日になると多くのテレビ局は大東亜戦争の残忍な部分のみを変数下番組を流します。

それを見て育った我々は「戦争」といえば、武力が衝突して殺し合いをする物だと思ってはいないでしょうか?

それは半分正しいです。

 

でも半分は間違っていて、殺し合うだけではなく、「戦争」には今回話した世論戦や、サイバー空間での情報戦といった「血の流れない」やり方があるということを認識しなければなりません。

 

どうして「戦争」をするのか?

それは戦争に勝つことによって利益を得るからです。

負ければ当然損をします。

 

それが人の命なのか、お金なのか、領土なのかは前に書いた戦争の形式によって異なるでしょう。

特に世論戦や情報戦は人の命を失うことなく戦うことができます。

だからこそ一般人には実感がなく、それを「戦争」だとは認識しづらいのではないでしょうか。

まとめ

 

さて、現在日本は北朝鮮危機に直面しています。

また、尖閣諸島には毎日のように中国船がやってきます。

幸いにも武力衝突には至っていません。

 

しかし、今の世論は「森友問題」一色です(2018,3月現在)。

危機に直面しているのにそれとは違った問題で盛り上がっており、中には倒閣を狙う声まで上がっています。

これはれっきとした世論戦であり、現在は「戦時中である」とも言えます。

 

もしかすると極端な言いぐさに聞こえるかもしれませんが、そんなことはありません。

今、世論が森友問題に傾倒することで北朝鮮危機から目が逸れ、そのことが安全保障にどれだけ影響するか。

 

確かに血は流れていません。

しかし、そうして目をくらませることが世論戦、情報戦の目的なのです。

 

それに北朝鮮には拉致されたまま帰ってこない日本人がたくさんいます。

彼ら、彼女らはどうなるのでしょうか?

北朝鮮の危機が高まっている今だからこそ、逆に言えば、拉致被害者を救出するチャンスでもあるのです。

 

じゃあ、どうすれば良いか?

 

まずは表だったニュースに翻弄されないこと。

声高に平和を叫ぶ主張には要注意です。

そして、今目の前にある危機にしっかりと目を向けること。

 

結局テレビや新聞も視聴率が命。

人々の興味がなくなればくだらない問題も下火になるでしょう。

 

このような意識の変化を一人でも多くの人が行う。

それだけでも違ってくるはずです。

 

また、官邸へメールを送ることも有効です。

「自分の声なんて聞いてもらえない」なんて思わないでください。

この国の主人公は我々国民です。

 

有権者の意見を官邸が無視するはずはありません。

思うところがある方は是非メールしてみてください。

(官邸ご意見募集:https://www.kantei.go.jp/jp/forms/goiken_ssl.html

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