古典ノススメ 書評

【古典ノススメ】春琴抄 谷崎潤一郎~美麗の盲目ツンデレヒロインが登場する本格古典!!~

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春琴抄

こんにちは岩田タクです。

今回は久しぶりの【古典ノススメ】です。



春琴抄。

結構有名なので聞いたことがある方も多いのではないでしょうか?

とても繊細で、奥ゆかしい物語です。

 

ポイント1:ツンデレヒロイン

 

よく春琴抄は「マゾヒズム小説」として世に知られています。

それもそのはず。

超ざっくりと言えば、この物語の主人公は、盲目のヒロインによっていじめられることを喜びとします。

なんか、この説明だけだと現代のラノベのようなテイストですね。

現代風に言えば”美麗の盲目ツンデレヒロイン”でしょうか?

 

でも内容は決してライトではありません。

古典文学たる深みと奥行きをしっかりと備えており、文章の合間から湧き出る情景と心情をしっかりと感じ取ることができます。

取っつきやすくするためにあえて現代風に言ってみました。

一応恋物語に分類されるのかな?

表から見れば暴力的な春琴の振る舞いもその中に隠れる愛を見いだすことで、ぐっと親近感が湧きます。

ポイント2:なじみのない単語が多い

 

やはり古典文学。

なじみのない単語が多く、やや読みにくいです。

文章全体はそうでもないのですが、所々にちりばめられている昔の用語が分からない。

私の持っている新潮文庫では巻末に語句の解説があり、わかりやすいです。

もし、原本で読もうと思っている方はそこのところを覚悟した方が良いです。

 

もちろん原本で読むことは意義深いことです。

チャレンジなさる方は是非やってみてください。

また、この物語には改行がないです。

ページいっぱいに文字がだーっとあふれています。

正直読みづらい!

谷崎は何でこんな書き方をしたのか?

ポイント3:文体

 

前にも書いたとおり文章自体は読みにくいです。

でも、しっかりしていて、古典文学の名に恥じない味わい深さもあり、読んでいて損はありません。

何というか、個人的には”勉強になる文体”だと思いました。

もし小説を書いている方がいましたら、このような良質の古典文学を参考にするのも良いかもしれません。

 

まとめ

 

春琴抄はもしかしたら学校の授業でも聞いたことがあるかもしれません。

なんだか敷居の高い古典文学だと思いきや、その中身は”盲目ツンデレヒロイン”です(おおざっぱに言えば)。

 

有名な作品なので文庫本が安く手に入ります。

Kindleでも無料で読めます。

もちろん図書館で借りても良いでしょう。

本を選ぶ際には語句の解説があるかどうかをチェックしてください。

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