国防

原子爆弾への基本的な対処法 その2 爆風と放射能への対処法

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ミサイル

こんにちは岩田タクです。

前回の続きで「原子爆弾への基本的な対処方法」を書いていきます。

今日は「爆風による被害」から始めます。



・爆風による被害

 

これも深刻な問題です。

爆弾が爆発した直後は爆心地から同心円状に爆風が広がっていきます。

その後には逆に爆心地へ向かうように風が吹き込みます。

爆発によって気圧が低くなった爆心地に空気が吸い込まれるのです。

爆弾による爆風は二度起きます。

しかも逆方向に風が吹きます。

 

爆風への対処法も熱線の時と同じです。

少しでも低い位置へ体を持って行くこと。

ちょっとしたモノの陰や、地面のくぼみでも被害を軽減することができます。

ただ、熱波と違い、爆風は二度起きることを認識しておいてください。

 

・放射能による被害

 

さて、投下された爆弾が原子爆弾だった場合一番やっかいなのが放射能です。

なぜなら放射能は長時間影響が出るためです。

 

原爆による放射能被害は一次放射線と二次放射線によるものに分けられます。

一次放射線は爆発の際に生じる放射線。

二次放射線は爆発の後に地面に残留したり、塵に乗って降り注ぐ放射線です。

・一次放射線に対する防御

 

どんな物質でも多少は放射能を弱めることができます。

密度が高いほどその効果は大きいです。

(以下引用)

1メートルのコンクリートで固めた覆いがあれば、一次放射能は200分の1に、1メートルの厚さの土なら150分の1になる。

(引用終わり)

出典:スイス民間防衛

 

また、爆発の際に放出される一次放射線は光と同じように直線的に広がります。

なので、ちょっとしたくぼみにでも入ることができればその一部を回避することができます。

 

現状でできる対応としてはやはり上に書いたことと同じです。

光、熱、風から体を遠ざけるために、少しでも引く居場所へ避難しましょう。

理想を言えば、当然核シェルターの設置ということになります。

しかし、放射能を防ぐという観点でも、コンクリートで固められた地下室や地下鉄に避難することが現状では最良の避難方法であると思われます。

 

・二次放射線に対する防御

 

爆発により空中に舞い上がった放射性物質は空気中の塵や破片にくっついて時間差で地上に降り注ぎます。

これは風向きに影響を受けるのでそのときの風の状況も把握したいところです。

二次放射線は一次放射線よりも浸透する力は強くありません。

 

(以下引用)

二次放射線の場合

・1メートルのコンクリート→1/10000に弱まる

・1メートルの土→1/5000に弱まる

 

※一般的に言って、湧き水や地下水は放射能によって汚染されていないと見て良い。

(引用終わり)

出典:スイス民間防衛

もしも近郊で原爆が爆発し、風向きによって自分のいる位置が二次放射線によって汚染された恐れがあるときは、着ている服を脱ぎ、シャワーを浴びる必要があります。

その後は密度の高い頑丈な建物(できれば核シェルター)にこもって、そこに備蓄してある汚染されていない食料で生活していかなければなりません。

大気の希釈能力によって、二次放射線は時間がたつにつれて弱まっていきます。

 

何日くらいすれば外に出られるのかは放射能の濃度や風向きなどに左右されます。

避難先で逐次情報を仕入れて、外出できるようになるまではそこで生活しなくてはなりません。

 

ここまで来ると現状の日本の設備ではかなり厳しいかと思います。

地下鉄にはそこに逃げ込んで来るであろう多くに人々がしばらく立てこもるだけの備蓄はありません。

デパ地下ならばあるいはなんとかなるかもしれません。

 

なので、現状できる備えとしては、

・自宅に約2週間分の水と食料を備蓄しておく

・核攻撃されそうな都市部には近づかない(東京が一番危ないと言われている)

こんなところでしょうか?

 

もちろん「備え」に絶対はありません。

「これをやっていれば絶対に生き残れる」というモノではありません。

「核攻撃に遭った絶望的な状況の中で1%でも生存率を上げる方法」です。

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