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国民実践要領!!現代社会でも遜色ない「戦後の」道徳教育の教科書

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こんにちは岩田タクです。

前回紹介した【復刻版】国体の本義から、今回は「国民実践要領」を紹介したいと思います。



戦前の「国民実践要領」なんて、お堅くて、古めかしくて時代遅れと思うかもしれません。

しかし、中には現在読んでもハッとすることが書いてありました。

 

国民実践要領とは?

 

国民実践要領が提示されたのは昭和26年(1951年)1114日のこと。

GHQにより「教育勅語」を禁止されたため、それに代わる道徳の基準が求められました。

それに応えて吉田内閣の時代にできたのが「国民実践要領」です。

戦後にできたものです。

しかし、当時は左翼的な思想が横行していて「国民実践要領」も難癖をつけられて撤回することになりました。

撤回されたのが同年同月の27日です。

「国民実践要領」が日の目を見たのはわずか13日間でした。

 

「国民実践要領」にはどんなことが書いてあるのか?

 

ではそんな「国民実践要領」にはどんなことが書いてあったのでしょうか?

目的としては「教育勅語」に代わる新たな道徳の基準を定めるということでした。

 

さらに戦後間もない時代。

これから国を再建していこうというときです。

そのことを鑑みると「愛国心を過剰に煽り、国民を復興に従事させること」を目的にしていたのだろうと私は勝手に推測していました。

しかし、実際の内容は違いました。

「教育勅語」よろしく、至極真っ当なことが書いてありました。

 

一部の内容を紹介

 

「国民実践要領」は、

第1章 個人

第2章 家

最3章 社会

第4章 国家

に分かれています。

 

個人が充実すれば家が充実する。

家が充実すれば社会が充実する。

社会が充実すれば国家充実する。

人の道徳的成長はこのような順序で国家に還元されるという考えでこの順元に書かれていると推察されます。

(このカテゴライズは私の過去記事『天皇について⑭愛国心は洗脳か?』で書いた愛国心についての考察と似ています)

 

各章は614の項目で構成されています。

自由、良心、正義、和合、夫婦、世論、共同福祉、愛国心、天皇など、様々な項目に分かれています。

意外なところでは「性道徳」という項目まであります。

その中で今日は「自由」の項目を紹介したいと思います。

(以下引用)

われわれは真に自由な人間であらねばならない。

真に自由な人間とは、自己の人格の尊厳を自覚することによって自ら決断し自ら責任を負うことのできる人間である。

おのれをほしいままにする自由はかえっておのれを失う。

おのれに打ちかち、道に従う人にして初めて真に自由な人間である。

(引用終わり)

 

いかがでしょうか?

現在の価値観に照らし合わせてみても遜色ありません。

というか、普通にいいこと書いてあります。

他の項目もこのように当たり前のこと、普通にいいことが書いてあります。

 

まとめ

 

「国民実践要領」は現在ほとんど知られていないのではないでしょうか?

みなさんの周りに「ああ、国民実践要領ね。知ってるよ」なんて人いないですよね(たぶん)?

しかも名前からして物々しいです。

でも中身は至極真っ当なことが書いてあり、その多くは現代でも通用することです。

 

時代を超えて通用する日本の道徳が書いてあります。

「道徳」という言葉が疎遠になりつつあるこの時代。

この古文書を紐解いてみてはいかがでしょうか?

ちなみにこのサイトでは全文が見れます。

http://www.asahi-net.or.jp/~xx8f-ishr/amano_chokugo.htm

 

参考:【復刻版】国体の本義

 

 

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