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地政学的視点 3、ランドパワーとシーパワー

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地政学""

3、ランドパワーとシーパワー

こんにちは岩田タクです。

今回は地政学において重要な視点の一つである「ランドパワー」と「シーパワー」について書きたいと思います。

この考えを導入するだけでも世界の流れがわかりやすくなるかと思います。



「ランドパワー」と「シーパワー」とは?

 

・ランドパワー=大陸国家(中国、ロシア等)

・シーパワー=海洋国家(イギリス、日本等)

という概念上の分類になります。

ではこれがどのように役に立つのでしょうか?

「シーパワー」である日本を例にして見ていきましょう。

 

「シーパワー」日本

 

知っての通り日本は周りを海に囲まれた島国です。

しかも日本の海は多くの海流がぶつかっており、世界的に見ても航海の難しい海域になっています。

さらに日本には台風や地震も頻発します。

また、一年のうちに4つ季節があり、季節によって風や降水量が大きく異なります。

 

防御

 

周辺国から攻めてくる場合、敵は当然船で来ます。

海路の方が陸路よりも機構の影響を受けやすいです。

前述したように日本は海流や気候の面で侵入が難しい国なのです。

そのため日本の長い歴史において侵略は受けていません。

国の発展

 

海洋国家日本は海洋を基盤にして国を発展させなければいけません。

戦後日本は貿易の発展に注力してきました。

これが日本の成長に一役買っています。

 

逆に貿易においては隣の大陸国家との付き合いも重要となってきます。

海洋貿易にはその通り道たる「シーレーン」の問題もあります。

シーレーンが脅かされれば貿易はできなくなります。

しかし、シーレーンは多くの国にまたがっています。

そのためそれらの国との付き合いが大切になってきます。

 

「ランドパワー」との関係

 

隣国との関係が大事とはいえ、日本の場合隣国といえば、「韓国」、「中国」、「北朝鮮」、「ロシア」です。

世界に冠たるならず者国家がとなりに控えるのです(笑)。

ランドパワーの特徴として沿岸側へ進行していき、まず半島を支配し、その後近隣の海、および近くの海洋国家を支配するという流れになります。

 

この図を見てください

地政学""

出典:http://kanazawa-kuratuki.cocolog-nifty.com/blog/2016/08/post-f639.html

日本列島はロシア、中国、韓国、北朝鮮が太平洋に出るのを阻止する蓋のような地形になっています。

 

ランドパワーの国家にとって日本はとても邪魔な存在です。

だから仲が悪いし、過去には日清戦争、日露戦争が起きています。

しかし、それらの戦争で日本はランドパワーの侵攻を阻止しています。

中国としては己の覇権を広げるためにもぜひ海に出たい。

 

しかし、日本がそれを阻んでいる。

現在日本が直面する北朝鮮問題、または、その背後に控える中国との関係も「ランドパワー」、「シーパワー」の概念で見れば当然のことなのです。

(ロシアとの関係についてはアメリカも踏まえて考えないといけない)

まとめ

 

ということで今回は「ランドパワー」、「シーパワー」の概念を持って日本の立場を考えてみました。

【要点】

・日本はシーパワーである

・シーパワーは周辺諸国との関係が大切

・ランドパワーは近海に侵出しようとする

 

みなさんもぜひこの概念を導入して世界を考えてみてください。

新たな発見があるかもしれません。

「地政学的視点4」へ

 

参考:最強兵器としての地政学(藤井厳喜)

 

 

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