天皇陛下について 歴史

「御名御璽」って何ぞや?教育勅語とかに書いてあるこの文字の意味とは?

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天皇の御名御璽""

御名御璽」って何ぞや?

こんにちは岩田タクです。

きっかけは前に書いた天皇の「人間宣言」に関する記事でのことです。



新日本建設に関する詔書(いわゆる人間宣言)の全文を原文で載せました。

その最後に「御名御璽」という言葉があります。

これってどんな意味なんでしょう?

ふと気になったので、調べてみました。

「御名御璽」はどんなときに使われるか

 

きっかけとなった新日本建設に関する詔書ではその最後に書いてありました。

そのあとには日付。

その形態から分かるように、「御名御璽」とは詔書(天皇陛下が発表する文書)や法令の原典において天皇陛下の捺印があるよ、ということを示す言葉です。

 

憲法や法令、詔書等の原典には天皇陛下のはんこが押されます。

しかし、それらがコピーされて官報や法令集に載せられる場合にははんこはなく、代わりに「御名御璽」と書きます。

簡単に言えば天皇陛下が発布した書類に対する「原典ではありません」という目印でしょうか。

(天皇陛下のお仕事の一つに法律の発布があります。詳しくは『天皇陛下のご存在について③天皇陛下のお仕事~最強の外交官~』

 

なんとなく察しはつきましたが、でも「御名御璽」なんて仰々しいですね。

この言葉自体はどんな意味なんでしょうか?

 

「御名」とは

 

「御名」と「御璽」に分けて見ていきましょう。

まずは「御名」。

これは天皇陛下のお名前のことです。

 

なぜ本名を書かないのか?

それは天皇陛下があまりにも尊く、お名前を書く事すらはばかられるからです。

「何を大げさな」と思うかもしれません。

しかし、もっと身近にこのような例があります。

 

それは「御所」です。

御所は「おんところ」とも読みます。

天皇陛下の現在のお住まいを指して「江戸城」とは言いませんよね。

特定の場所を指しているのではありません。

英語で言えば、「the place」です。

この言葉も「天皇のお住まい」を「~城」とか「~邸」というのが恐れ多いため「御所」と言っています。

(こっちも合わせて読んでみてください『⑩無防備な城に住む天皇陛下~他国の王様との決定的な違い~』

 

「御名」天皇陛下のお名前ですから、さらに恐れ多いですね。

日本には相手がとんでもなく偉くて恐れ多い場合には、文字に書いたり、言葉にするのをあえてしないという風習があるようです。

また、天皇陛下に対する言葉に対しては皇族専用の言葉が用いられます。

「御名御璽」は天皇陛下専用の言葉です。

(天皇専用の言葉については『皇族の方々に対する敬語』にて)

「御璽」とは?

 

「御璽」とは天皇のはんこのことです。

ですから、「御名御璽」とは「天皇陛下の名前のはんこ」の意味です。

先にも書いたとおり、「原典ではここに天皇陛下のはんこが押してあるよ」を示すための言葉です。

ちなみに「璽」はこんな字です。

 

 

まとめ

 

なんとなく気になった「御名御璽」ということばですが、調べてみると面白いものです。

なんで気になったのかというと「璽」の漢字が気になったっていうのが始まりですね。

旧字体でしょうか。

今は使われなくなった昔の漢字というのも面白いものです。

それがきっかけでこの記事ができました。

 

 

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