《ゼロ戦Tシャツの思い出》
こんにちは岩田タクです。
何のことかというと、このTシャツについての話です。
皆さん、このTシャツはどこで買ったと思いますか?
大東亜戦争時に使われた三菱零式艦上戦闘機(おそらく21型)。
富士山。
小さくですが旭日旗。
それらがプリントされたこのTシャツ。
今の日本国内ではミリオタや、ともすれば右翼のレッテルを貼られかねないこのTシャツ。
そんじょそこらの量販店では売っていません。
靖国神社でも売っていません。
なんと、このTシャツはハワイで買いました。
ハワイはオアフ島にあるアメリカ陸軍記念館で買ったのです。
私は2016年の9月にハワイに行きました
2泊4日の強行軍。
目的は真珠湾。
私はもともと歴史に興味があり、大東亜戦争の(実質的な)始まりとなった真珠湾を見てみたいと思っていました。
さらにハワイならば世界に冠たる観光地で、海外旅行のハードルが引くいと思ったのです
ハワイ旅行では真珠湾を中心に色々な所へ行ったのですが、それは今回のテーマではありません。
いつか何かの機会に書く事もあるかと思います。
今回のテーマはこのTシャツです。
なぜこれがアメリカの、しかも真珠湾攻撃のあったハワイで売っているのでしょうか?
事実これを買ったアメリカ陸軍記念館のグッズコーナーはアメリカ軍グッズでいっぱいでした。
星条旗が翻り、F4FワイルとキャットやF6Fヘルキャットといった第二次世界大戦のアメリカ軍戦闘機がTシャツやマグカップなど、様々なものにプリントされていました。
アメリカ国内にあるアメリカ陸軍記念館なんですから自国をピックアップします。
当然のことですね。
しかし、そのアメリカ軍グッズだらけのお店の一角になんと日本軍グッズのコーナーがあったのです。
そのには主に帝国海軍のグッズがありました。
旭日旗のピンバッジ。
ゼロ戦マグカップ。
そしてゼロ戦Tシャツ。
さらにはゼロ戦のプラモデルもありました。
なぜでしょう?
他の国のグッズはありませんでした。
アメリカと日本だけです。
実はこれらの情報はこの本であらかじめ予習していたのです。
青山繁晴の「逆転」ガイド その1ハワイ真珠湾の巻
この本には現代の日本人が勘違いしている真珠湾攻撃に対するアメリカと日本の認識の違いが書かれています。
日本において真珠湾攻撃のイメージは「卑怯な騙し討」で、これによって戦争が始まった忌むべき事柄です。
しかし、アメリカにおいては「日本軍は画期的な方法で真珠湾攻撃を行い我々を打ちのめした。しかし、我々はそこから学んでミッドウェーで逆転したのだ」ということです。
作戦内容については本当に当時の日本は大したものです。
そのことは実は日本国内よりもアメリカ国内で大きく展示してあります。
ハワイの真珠湾記念館がその最たるものです。
現在の日本人が持つ真珠湾攻撃のイメージを「逆転」して、その上で戦争のことを考えてみましょうという本です。
実はゼロ戦Tシャツのこともこの本に書いてありました。
でも、やっぱり本で読むのと、実際に見るのでは大違いです。
あのアメリカ軍だらけの店内の一角に日本軍のスペースがある!
実際にその場に立ったとき何とも言えない気持ちになりました。
今回この記事を書いたのは・・・
①本で読むのもいいけど、実際に体験することも大事
②真珠湾に行くことでこれまでの真珠湾攻撃の常識が覆る
ということを伝えたかったのです。
最近はなんでもネットで調べられます。
だからこそ、もう一歩進んだ「体験」が非常に大事なのだと思います。
そして、『青山繁晴の「逆転」ガイド その1~ハワイ真珠湾の巻』をぜひ読んでみてください。
きっとみなさんの真珠湾攻撃に対するイメージが「逆転」します。
そんな私にとってはシャッキングな体験とともに買ったゼロ戦Tシャツですが、今も時々着ています。
アメリカ製のためか、ゴワゴワしてプリントのゴムの匂いがきついですが、それも含めていい思い出です。
青山繁晴の「逆転」ガイド その1[本/雑誌] (単行本・ムック) / 青山繁晴/著
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