天皇陛下について

皇族の方々に対する敬語「最高敬語」について

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天皇

平成29年12月1日、今上陛下の御譲位の日程が決まりました。

平成という時代もあと少しで終わると思うとどこか寂しく思います。

と共に、時代の変わり目に立ち会えるというワクワク感もあります。



メディアの皇族の方に対する敬語の使い方

それはこの報道に対してほとんどの報道機関が「退位」という言葉を使っていることです。

 

私はこれが引っかかりました。

天皇陛下という圧倒的上位のお方に対して何故「退」という言葉を使うのでしょうか?

その前にも「生前退位」という言葉が流行りました。

これはとても失礼な言葉ではないでしょうか?

 

「生前」という言葉には既になくなったか、あるいは、「もうすぐ死ぬことを前提に生きているうちに・・・」というニュアンスがあります。

皇族はおろか、一般の人に対しても場合によっては失礼になる言葉です。

おそらくこれは今まで長い間天皇の譲位が前の天皇が崩御してから行われていたことに対して、今回は生きているうちに譲位をするよ。

という意味があるのだと思います。

 

しかし、それでもせめてメディアは正しい言葉を使うべきです。

間違った言葉を使ってはいけません!

 

そこで皇族の方に使う敬語について調べてみました

 

それは「最高敬語」「絶対敬語」といいます。

皇族用の敬語が実はあったのです。

以下に引用を示します。

                                                           

敬称

  • 陛下(天皇、三后(皇后、太皇太后、皇太后)、外国の国王及び三后)、殿下(天皇、三后以外の皇族、王配を含む外国の同等の王族)

皇室典範第二十三条

天皇、皇后、太皇太后及び皇太后の敬称は、陛下とする。

 

 

2 前項の皇族以外の皇族の敬称は、殿下とする

大統領・国家主席など国王以外の元首については、閣下を用いる。

天皇以外の全皇族には、名前に「さま」。

 

 

動詞

あそばされる(する)

有らせられる(居る 「いらっしゃる」の更に上位表現)

おかせられる(於く)

賜う(する、与える 「給う」とも表記)

他に「なさる」「(なら)れる」

 

 

名詞

玉体 ぎょくたい(天皇の身体)

玉音 ぎょくおん(天皇の声、歩行)

玉顔 ぎょくがん、龍顔 りゅうがん、りょうがん (天皇の顔)

宸襟 しんきん(天皇の精神状態・気持ち)

叡慮・聖慮 えいりょ、せいりょ(天皇の考え)

御真影 ごしんえい(天皇の写真)

御親拝 ごしんぱい(天皇の神社への直接参拝)

御親覧 ごしんらん(天皇の出席)

御台覧 ごたいらん(天皇以外の皇族の出席)

勅語 ちょくご・おことば(天皇の声明)

行幸 ぎょうこう、みゆき(天皇の外出)

行幸啓 ぎょうこうけい(天皇・皇后とともに外出)

行啓 ぎょうけい(皇后・皇太后・皇太子・皇太子妃の外出)

お成り おなり(その他の皇族の外出)

崩御 ほうぎょ(天皇、三后並びに外国の国王及び三后の死に用いる)

薨去 こうきょ(天皇・三后以外の皇族及び王配を含む外国の同等の王族の死にもちいる)

降誕(「こうたん」。皇族の出生。)

 

その他

  • 畏くも(「かしこくも」)

                                                           

 

このように普段はほとんど聞いたことはありませんが、皇族専用の敬語というものが存在します。

玉音放送とか、教育勅語なんていうのは聞いたことがあると思います。

 

戦前はニュースや新聞などでも普通に使われていたようですが、戦後あまり使われなくなったようです。

そこにはGHQの思惑があると言われています。

つまりは日本人の言語能力を落とすためです。

そもそも現在は普通の敬語すらあまり使いませんね(私だけ?)。

二重敬語は間違いではない

よくビジネス言葉の使い方などで「二重敬語はダメですよ」と言われます

でも実は二重敬語は日本語的には全然間違ってはいないのです。

ただ言葉がややこしくなるというだけで使用を控えるように言われているのです。

 

もう一度言います。

二重敬語は日本語の間違いではありません。

よって明らかに位が上の皇族の方々に対してはどんなに敬語を重ねても問題はないのです。

 

例えばこの文。

「天皇皇后両陛下は被災地をご訪問なさるために宮城県へご行幸あそばされました」

たしかにややこしくはありますが、間違いではありません。

むしろ正しいです。

 

日本語とは本来こういうものなのかもしれません

確かに普段の生活の中で使うにはややこしいかもしれません。

でも、皇族の方々に対しては別です。

ちゃんと専用の敬語を使うべきです。

報道機関はそれを徹底すべきだと思います。

 

また、我々国民の側もこれを単に小さな言葉の問題と捉えずに、「日本語」という文化の問題と捉えてみませんか?

こ俺らの言葉を通して普段は使わない深遠な言葉の世界に入っていける。

何か面白いではありませんか。

 

この記事を見てくだすった皆さん。

どうぞ皇族専用の敬語を周りの人に教えてあげてください。

また、テレビや新聞でそれを使っていなかったら、すかさずこの知識を披露してみてください。

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