天皇陛下について 歴史

日本国において天皇陛下とはどのようなご存在か ⑫マッカーサー奇跡の皇帝を見る

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⑫マッカーサー奇跡の皇帝を見る

マッカーサー""

今度は昭和天皇のエピソードを紹介したいと思います。

大東亜戦争終戦後、昭和天皇は占領政策のために来日していたマッカーサーのところに向かわれました。

マッカーサーとしては昭和天皇は命乞いをしにくるものと思っていました。



彼ら欧米の国々にとって王様とはそのような存在だったからです。

「戦争を始めたのは政府なんだ。自分は責任はないから命だけは助けてくれ」そんなことを言ってくるのだろうと思っていました。 

しかし、実際は違いました。

 

昭和天皇はマッカーサーに対してこのように言いました。

「この戦争の全ての責任は自分にある。自分の命はどうなっても構わない。一億の民を飢えさせないで欲しい。重臣たちや将兵たちは私の命令に従って動いただけであるから私一人を処刑してくれ」

 

なんだかこれ以上書くのは蛇足な気がしますね。

これだけで十分伝わるのではないでしょうか。

 

これまで書いてきたように昭和天皇もまた自分のことよりも国民のことを考え、あまつさえご自分の命を差し出そうとしたのです。

これは昭和天皇お一人の所業ではありません。

それまで代々続いてきた天皇としての責務を昭和天皇もまた体現なさっていたからこそ出来たのです。

 

古代より続く民と天皇の信頼関係が成し得たことなのです。 

もう何度も書いていますが、私たちの国の元首はこのようなご存在なのです。

 

 

 

 これを聞いたマッカーサーはもうびっくりです

 

彼はその日書いた日記に「天皇は日本における最上の紳士」と書いています。

また、昭和天皇は終戦後日本各地へ巡行なさっていますが、どこへ行っても黒山の人だかりで、「天皇陛下万歳」が繰り返されました。

 

個人の思いはそれぞれだったと思います。

亭主や息子を戦地で亡くした人、自分が傷ついた人、空襲の被害者などなど。 

ですが、先の戦争においては皆が団結して国難を逃れようとして、いたらぬところはあれども、誇りを持って戦った。

だからこそ天皇陛下に責任を求めるのではなく万歳をしたのではないでしょうか?

 

よく大日本帝国の時代国民は天皇に洗脳されていたと言われますが、私は多くの日本人はそこまで馬鹿ではなかったと思います(⑬天皇陛下は神様?)。

 

その様子を見たマッカーサーはアメリカ本土から命令されていた占領政策を改めて、天皇陛下の処刑をやめました。

この国で天皇を処刑なんてしたら日本国民は黙ってはいない。

そうなればアメリカが日本を占領することが困難になるばかりか、一般人までもが特攻をしてきた日にはその被害は目も当てられない。

そのように考えました。

 

天皇の処刑をまぬがれたことは我が国にとってとても大きな意味があります。

先にも書いたとおり日本を日本たらしめいているのは天皇陛下のご存在です。

天皇のお命は天皇個人のものだけでなく国の存在に関わる大きなものです。

 

戦争に負けてもなおこの国が続いているのは天皇陛下がご存命だったからです。

天皇陛下がご生存なされたのは当時の政府関係者や一般国民の行動もありますが、それだけではなく、昭和天皇個人の人格もまたそれに寄与していたからであり、その人格を形成させたのは長きにわたって私たちの祖先が育んできた「国体」によるところなのです。

 

参考:

日本人の原点がわかる「国体」の授業  (竹田恒泰)

 

「⑬天皇陛下は神様?」へ

 

 

 

 

 

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