天皇陛下について 歴史

日本国において天皇陛下とはどのようなご存在か ⑩無防備な城に住む天皇陛下~他国の王様との決定的な違い~

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⑩無防備な城に住む天皇陛下~他国の王様との決定的な違い~

天皇、王様""

突然ですが、皆さんは京都御所に行ったことはありますか?

よく学校の修学旅行なんかで京都に行った際にはグループで京都御所に行ったりしますね。

私も学生の時(もう十数年も昔のことです)に行ったことがありました。

その時は“なんでもないただの観光地”くらいの感覚でした。



京都御所の本当の見所

 

京都御所は明治天皇より前の天皇のお住まいです。

明治天皇から先は東京の江戸城に住んでいます。

ちなみに東京に移られた理由としては、

 

・京都は防衛に適さないこと

・京都には新たに省庁を立てる場所がなかったこと

 

等々の理由があります。

 

 

さて、本題ですが、実際に行った方はわかると思いますが、京都御所はとても無防備な城です。

御所には天皇陛下という国家元首が住んでいたにもかかわらず、深いお堀も高い塀もありません。

過去の時代、自分が日本を乗っ取ろうと思って、攻め込んだならたちどころに陥落するような、非常に攻めやすい作りになっています。

 

一体なぜでしょう?

 

普通王様のお城と言ったら、高い塀で囲まれていますし、大意外絶壁に面していたり、大きな湖の中に建っていたりします。

攻める側からすれば非常に攻略しづらい作りになっています。

 

日本の殿様のお城も同じですね。 

でもそれは自分を守りたいからです。

 

 

王様は民を支配して国を統治しています。

自分の国の民からは多くの税金を取り、自分は悠々自適の暮らしをします。

だって支配者なんですから、偉いんですから、それができちゃうんです。

それができちゃうと、人間の欲望には抗えません。

だから民が怒るのです。

 

 

国民からすれば王様が自分たちから巻き上げた税金で贅沢な暮らしをしていたらそれは嫌なものです。

そうして怒って民によって革命が起こり、その王朝が滅び、そしてまた新しい王朝が生まれる。

世界の歴史はその繰り返しです。

 

唯一日本を除いては。

 

日本の王様は民を虐げたりはしません。

それどころか民の暮らしが大変な時には税金をやめて、自分の暮らしが悪くなろうとも民のことを考えて政治を行ってきました。

そんな天皇だから民が自然とまとまり、国を“しらす”ことができたのです。

 

(「しらす」については→④「しらす」と「うしはく」ってどんな意味?

 

天皇が民のことを考えて政治を行っているのにわざわざ革命を起こして王朝を交代しようなんて考えますか?

思いませんよね。

だから日本ではその長い、長い歴史の中で革命が起きたことはないのです。

 

あの徳川家康でさえ天下統一をしても天皇には手を出しませんでした

 

日本が同一の王朝を戴く世界で一番歴史の長い国である、というのはここに起因します。

天皇は民のことを想い、民は天皇を尊敬するという相互の関係があってこそこの国は成り立ってきたのです。

ですからこの国の功労の半分は天皇で、もう半分は我々国民であるといっても過言ではありません。

 

話を元に戻せば、民のことを考えて国を治める天皇に対して革命は起きません。

革命が起きないから天皇は自分の命を守る必要はなかったのです。

そのためお住まいの京都御所は無防備でも何の問題もなかったのです。

これも外国とは決定的に違うことであり、日本独自の文化とも言えます。

 

 

実は京都御所ってこんなところなんだ、ということが分かっていただけたでしょうか?

これを読んで興味を持った方は是非実際に足を運んでみてください。

百聞は一見にしかず。聞くのと見るのでは大違い、まさに雲泥の差ですので。

 

※参考図書:

「危機にこそぼくらは甦る」 青山繁晴

 

「⑪天皇陛下は民とともにある~明治天皇の決意~」へ

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